生クリームと栗の風味がマッチした家庭の味
麹を通常の３倍使って仕込んだ純米酒『Ｘ３』は、米の風味と旨味が濃厚かつ華やかなお酒。
甘みと酸味が生み出す爽やかな口当たりが、あらゆる料理に寄り添ってくれると好評だ。
六本木でドイツ料理店を営む野田浩資(ひろし)シェフは、このお酒に合う�犂鼎記瓩魄媼韻靴董◆屮船�ンのクリーム煮 栗風味」を作ってくれた。塩コショウした鶏肉に小麦粉をまぶし、バターでソテーしたらマッシュルームを加えて白ワインで蒸し焼きにする。火が通ったら白ワインを少々煮つめて、栗と生クリームを加え、塩とコショウで味を調えれば完成だ。もともとドイツ南西部、マインツ周辺の家庭料理だが、野田シェフはそこに栗を入れるアレンジを施した。付け合わせはポテトのピュレーだ。
「甘いお酒には甘くない料理、甘い料理には辛口のお酒という人もいますが、僕はまったく逆だと思っています。甘いお酒と一緒に甘い料理を味わうと、甘さが調和される。栗を加えてクリーム煮の甘さを強調した狙いはここにあります」
試食してみると、その通りだった。甘いもの同士では甘さが増幅されそうなものだが、『Ｘ３』を飲むと、甘さはやわらぎ、爽快感が残る。お酒と料理は、似たもの同士がお似合いなのだ。
【料理】野田 浩資さん
ツム・アインホルン
東京都港区六本木1-9-9
六本木ファーストビルB1F
03-5563-9240
http://www.zum-einhorn.co.jp/
今回の料理に合わせたお酒
